マンガのイラストの弁当箱やお茶碗などもずらっと並びます。
それを引き立たせるのはその時代に流行った歌謡曲。
レコードジャケットも所々に置かれており、訪問した日は、沢田研二さん(お馴染み、ジュリーです)が弁当箱の後ろで微笑んでいました。
そのチョイスが絶妙で、つい、顔が緩んでしまいます。
糸数さんは超がつくほどの熱狂的なコレクターで、ご実家の一室はいまだにその雑貨たちの倉庫になるほど。
「昔はおばあちゃんちにたくさんあったものだけどね。今でもたくさんあるんだけど、手付かずの新品同様のものは少なくて、逆輸入での仕入れも多いんですよ。」
店舗の棚に並べる商品たちは、知り合いのつてを頼って仕入れたり、逆輸入で取り寄せたりと手間と時間が掛かったものだと言います。
だからこそ、どれも綺麗な状態で、ステキな品揃え。
「県外の方が、雑貨を求めて来店することもあります。また、最近では外国人の方も好みの方がいて、お店にいらっしゃいますね。この前は、木ののれんを購入されていきました。」
マニアックなものも並ぶ、ガトのような豊富な品揃えはめずらしいのだろう。
遠方からでも、雑貨を目当てにガトを訪れるようです。
レトロチックな“昭和”をおもいっきり意識した雑貨やさん。ガト。
11月11日、ポッキーの日にめでたく2年目を迎えます。
オーナーの糸数愛さんは、昭和50~60年代に流通した少女マンガのような乙女心をくすぐる雑貨などのコレクターだったことから、長年の雑貨屋さん勤務の経験を活かし、レトロチックガトをオープンしました。
Vol.2








こだわりは、逆輸入でも復刻版でも、日本製であること。
糸数さんは、昭和の時代に製造された日本の製品を愛してやまない。
そしてなにより、コレクターとしての自らの感覚で「これだ」と思うものを選んでいきます。


一見、区別が付きづらい代物も、糸数さんの口からはスラスラと製造元まで出てきます。
「これは石塚硝子のアデリア、こっちは佐々木ガラス。」
「これはね、曽我ガラスのチャムシリーズ。チャムシリーズは、ひとむかし前は結婚式の引き出物として人気があったもので、箱の状態でもきちんと残っているものがあるんです。」
ガラス製品の時代背景も把握しているからこそ出来る説明。
丁寧な説明を受けることで、不思議と商品への興味と愛着がわいてきます。


ガトでは、材質がファインストーンウェア(陶器)の大きなお皿やスープポットまで幅広く且つ、レトロチックなテーブルウェアを提供しています。
スカルマンもちらほらと。
イラストはナカハジメさんの作品です。


日本の昭和をひたすら追いかける、ガト。
誰もが、「かわいい!」とあこがれる品物が、そこにはいっぱいあります。
一度ふらり足を運び、雰囲気を楽しんでみてください。
ユーモアセンス溢れる店内に顔がほころび、きっと、レトロチックガトの虜になるはずです。
ガト
沖縄県浦添市安波茶2-10-1
TEL:098-943-8878
営業時間:11:00~19:00過ぎくらい
(現在、不定期営業のため、ブログまたはお電話にてご確認をお願いいたします)

※ガトさんは、クロポン(クロトンクーポン)が利用できる店舗となります。
